同人スケジューリングサービス作ってみた
「同人秘書」(β)なるものを作ってみました。
そうです、ワシが育てた。
おかげさまで予想以上に多くの方に見ていただけたようで、公開初日で登録ユーザ数が150強でした。現在もゆるやかにですが増え続けています。ほぼノー宣伝からのスタートでこれはすごい状況だと思います。ありがとうございます!!
当面は説明の充実などに取り組み、より多くの人に使ってもらえる、ユーザが定着するサービスを目指します。
なぜ作ったか?
私自身同人活動をやっていますが、どうも〆切ギリギリにならないと着手しないというか、所謂「ケツに火がついて初めて慌てる」人間です。
なんとかケツ火人間から脱却するために、同人秘書を作りました。
誰がターゲットか?
マンガ、イラスト、小説を執筆する方。特に以下に該当する方。
- 執筆初心者
- 事前の計画通りに執筆できないとお悩みの方
- 自分の執筆ペースを把握したいという方
逆に自分の執筆ペースを正確に把握しており、事前の計画を守るためのノウハウを確立している方には、利用価値が低いと思います。
どんな特長があるか?
- twitterで毎日進捗状況が通知される
- 遅れを取り戻すための対策がすぐに確認できる
- 執筆計画の実績としてのペースを工程レベルで確認できる
この3点が大きな特長かと思います。
進捗が毎日通知される
同人秘書では、希望すれば執筆中の計画の進捗を毎日報告してくれます。まさしく自動「進捗ダメです」機能!
ケツ火人間はサボって進捗が遅れていることは漠然と認識していても、具体的な状況を確認することはありません*1。できるだけ「数字として」の遅れを身近に置いておくことで執筆を動機づけよう、という試みです*2。
また、進捗が進んでいる人も具体的に何時間余裕があるか確認することで、モチベーションアップにつながります。
遅れ対策を確認できる
いざ「ケツに火がついた!」「遅れを取り戻そう!」となったときのサポートも、同人秘書は用意しています。
対策ダイアログで遅れを取り戻すための以下の4種類の方針が即座に確認できます。
- 日々の作業時間を増やす
- 1ページ毎の作業時間を減らす
- ページ数を減らす
- 〆切を延ばす
これらの方針の一つあるいは複数を組み合わせることで、遅れを取り戻しましょう。
実績ペースを確認できる
同人誌を書き上げて一息付いたあと「今回の本は結局どれくらいの時間を掛けたのかな?」って気になるところだと思います。総作業時間は簡単に確認できると思いますが、「1ページに何時間掛かって、そのうち下描きでは何時間、ペン入れでは…」というレベルは簡単には計算できないはずてす*3。その結果自分の執筆ペースを曖昧にしか把握してない可能性があります。
同人秘書ならわかります。ほとんど全工程を並行して作業した場合でも、各工程の実績ペースを計算できるようになっています*4。この実績ペースを参照すれば、次回以降より正確な執筆計画を立てることができます。
「Excelでいいじゃん」「進捗どうですかでいいじゃん」というご意見もありますが、これらのメリットを兼ね揃えて、Webでいつでも進捗を確認できるサービス、便利じゃないですか?
どこを目指すか?
当面の目標は「ユーザに定着してもらう」「間口を広くする」ですが、その先の同人秘書は何を目指すのか?
気の早い話ではありますが、同人秘書には下記のような方向性があると考えています。
進捗計算補助ツールの導入
「進捗を入力するといっても、毎日何ページ描いたかなんてわからないし、数えるのも面倒くさい」という方向けに、進捗の計算をサポートするためのツールを作りたいと思っています。このようなツールを併用することにより、進捗の把握がより正確になり、本来の執筆作業に集中できます。
同人執筆のビッグデータ
同人秘書の執筆計画のデータがたくさん集まれば、同人誌の執筆でどういう傾向があるか解析できるようになります。執筆をする上で役に立つ情報が得られるかもしれません。
プロユース
同人秘書はその名の通り同人活動での利用を想定しています。
これを例えばプロの制作活動に必要な機能を付け加えることができれば、プロユース向けのサービスとしてビジネスに利用できると思います。
同人秘書は、皆様のご意見をお待ちしています
同人秘書は現在β版であり、まだまだ詰めの甘い部分も多いと考えています。私も気づいた点は適宜修正してはおりますが、最終的には皆様のご意見が不可欠です。
「ここが使いにくい」
「ここがわからない」
「こういう機能ないの?」
「エラー出たぞコラァ!!」
なんでも構いませんので、お知らせください。今後の開発の参考にさせていただきます。
あとアピールしたいイベントや、主宰してるイベントがあれば新規登録してみてください! 誰が使ってくれるかもしれませんよ!