せらぴんブログ

サークル「せらぴん」のうのはな透です。やっぱり眼鏡っ娘が好き!!

4/3 MegaCivプレイレポ

4/3にMegaCiv14人プレイ会に参加してきました!
MegaCivって何?って人はこれを見よう!!

gamemarket.jp

今回も前回同様12時間の長丁場となりました。
私この直前に徹夜ボドゲ会に参加してたんですけどね……ハハッ。
さて各文明の担当はこちら。

私が二人いる気がするけど気のせいです。今回はバビロンでのプレイでした。
今回でMegaCivは4回目。前回18人プレイの際はドラヴィダで8位でしたが、今回はどこまで行けるやら。

以下おぼえがき。

地勢

北部戦線/東北部戦線(対パルティア)

今回パルティアとは本来の東北部戦線(イスファハン周囲)の他に北部戦線(カスピ海経由)で対峙した。パルティアが本来のクシャーン領の分だけ領地争いで有利になってしまうため、積極的にプレッシャーを掛け続けなければいけないのだ。しかしここで問題が発生した。カスピ海への橋頭堡・東メディアでアッシリアと国境問題が発生したのだ。
カスピ海からパルティアにちょっかいを掛けたいので、トークン1個置かせてください」と頼み込み、そのターンは東メディアの半分を確保した。しかし次のターンに全軍でパルティア領に突っ込んでしまったために、空いた東メディアをアッシリアに占領されてしまう。仕方ないので「じゃあカスピ海警察はアッシリアにすべてお願いしていいんですね?!頼みますよ!」と念を押して北部戦線からは撤退した。
一方の東北部戦線であるが、パルティアの都市群に隣接した荒地に荒地都市を建築することで侵攻の意思がないことをアピール。ゲーム終盤でパルティアに侵攻を掛ける方針に変更しようとするも、皮肉にも荒地都市が侵攻の邪魔になり結局静観。東北部戦線はゲーム終了時まで特に動きはなかった。

東部戦線(対ペルシア)

大きな動きがあったのは東部戦線のほう。これは7ターン目に私が地震の大災害を引き当ててしまったためである。この災害は自分の都市1つと隣接する都市1つを破壊する災害なのだが、ここで私は比較的自他共にダメージの少ないスーサの自都市をペルシャの都市ごとふっ飛ばしたのだ。合理的な判断だったのだが、食らったペルシャの方からしたらたまらない。次のターン、なんとペルシャバビロンの都市跡に進軍し、こちらの都市再建を妨害してきたのだ。こうなるともはや戦争しかない。
互いに相手国批判を行う有様で全面戦争も危惧されたが、その次のターンにペルシャが撤兵してくれたお陰で危機は回避された。MegaCivの戦争は他文明を利するだけで益がないのだ。

南部戦線(対エジプト/シバ)

今回のバビロンは南でエジプト、シバとも国境を接していた。南部戦線については序盤に国境線を定めてからはしばらく動きはなかった。その時点ではエジプトは脅威ではなかったからだ。
しかしゲーム中盤以降、エジプトが技術進歩で他を圧倒したため南進を決意。チクチクとシナイ半島に向け侵攻していった。しかし時すでに遅し。エジプトへの圧力は微々たるもので、ゲームの趨勢に影響を与えるほどではなかった。
シバについては直接的な侵攻はしなかったが、アラビア半島の砂漠を農業で耕し始めたので、隣接地域から派兵して散らしておいた。

西部戦線(対アッシリア

ある意味面倒だったのが西部戦線アッシリアとはゲーム終盤まで特に小競り合いもなかったのだが、ゲーム終了2〜3ターン前からアッシリアがバビロンの肥沃な大地にじわりじわりと入植し始めたのだ。都市維持に致命的ではなかったので特に追い返すことはなかったが、次のターンもシレッと入植を続けてきたので参った。もう少しゲームが長引けば国境戦が本格化してたかもしれない。

都市運営

都市運営に関しては、5ターン目に2都市→6ターン目に計4都市→7ターン目に計6都市と、バビロンの肥沃な大地に物を言わせた強者の建築となった*1。しかし東側一帯の暗黙のプレッシャーは強く、他文明と足並みを揃えて都市建設を進めないと災害の時にロクな目に合わない。「7都市目は贅沢」という風潮もあり、7都市目に到達したのはゲーム終盤に差し掛かった9ターン目あたりからだった。最終11ターン目は8都市目を目指したが、国庫が溜まりすぎてトークンが足りず、泣く泣く7都市でフィニッシュ*2。ヌビアが悠々と8都市を維持するのを指を加えて見ているしかなかった*3

交易

文明進歩

バビロンに農業は不要!!
肥沃な土地が多く都市維持人口に困らないため、農業を軸とした橙ルートを選択せず、青ルートを中心に進めた。青は識字にタッチしやすいため、クレジット争いではそれなりに優位に立てる(はず)。
序盤は交易が振るわず、神秘主義→神話&彫刻の貧乏技術ツリーを進めていった。この辺りは割と出やすい迷信や蛮族襲来に耐性がつくので取っておいて損はない。まぁ一番重要だったのは、例え安い技術でも8ターン目までに3つ集めなければ中期青銅器時代に到達できないという点である。それは即ち5VPの損失を意味する。ここでレベル2技術にタッチできるかで、大体の優劣が判断できる*4
第二の障壁は最終11ターン目に現れた。このターンまでにレベル2技術を3つ集めなければ、後期青銅器時代に到達できない。それは即ち5VPの損失を意味する。前のターンまでにレベル2技術を識字*5しか買えていなかったため、非常に厳しい戦いになったが、木綿6枚、銀4枚、銅2枚をかき集めることにより、250ポイント強を獲得。レベル2技術どころかレベル3技術を買う余裕が発生し、無事後期青銅器時代に到達できた。
ただし、とにかく安い技術を揃えることに終始し有益な技術にはタッチできなかったため、悠々と貿易帝国を築いたパルティアやエジプト、モニュメントからのレベル1技術ラッシュを成し遂げたヌビアと比べると、やはり技術的には雲泥の差であった。

ちなみに今回の全文明の文明進歩の購入推移をkojimさんが記録してくださっていた。貴重な資料なので皆ぜひ目を通しておいてくれよな!!


災害

交易では遅れを取ったが、災害は比較的被害を被らずに済んだと思う。ゲーム全体での被災地震による1都市破壊、謀反による1都市ミノアに寝返り、伝染病の二次被災による1都市破壊である。
特に伝染病が発生した場合二次被災を受けないよう他国に注意を逸らす必要があるから精神を酷使せざるを得ない。謀反が起きたターン*6に伝染病の二次被災者になる危険があったが、「こっちは謀反で都市取られてるんですよ?!」と被害をアピールすることで難を逃れた。その後最終ターンで目をつけられた際には、流石に注意の逸らしようがなかった。このターンは伝染病の他ありとあらゆる災害が降りかかっており、無傷なやつが次々標的にされていくような状態だったからだ。
なお謀反についてはミノアに都市を維持できる人口がなかったため即座に衰退、次ターン交渉により平和裏にバビロンの都市が再建された。めでたしめでたし。

考察

バビロンに関しての考察

「クシャーンは海なし国家」と言われるが、実はバビロンも負けず劣らず航海に縁がない国家であることを痛感した。
カスピ海ならいざ知らず、ペルシャ湾沿岸はすべて都市用地のためドバイ周辺まで行きたくても行けず。南部もまた紅海まで出ない限りはシバに圧力をかけることはできない。バビロン、クシャーン、あとパルティアの中央アジア3国は、航海の恩恵は得がたいと言い切ってしまっていいだろう*7
また人口上限が多い肥沃な土地が多いため、農業も不要である*8
人口上限が多いということは、即ち人口増加ペースでは一歩劣るということである*9。その分トークンが余りがちになるため、徴税率を上げられる技術を確保しておくと、後半余裕ができることだろう。
バビロンは周辺地域が多いため、道義的責任を問われやすいという点では少々難しいところ*10。侵攻が控えめだったがために、今回はパルティア・エジプトの過度な発展を許してしまった。ただし都市間の優劣がはっきりしてくるのはゲーム終盤に差し掛かってからになってくる傾向がある(と思われる)ので、道義的責任を果たすだけの時間的余裕は基本的にない。これが後期鉄器時代到達までのフルタイムゲームだったら話は別だろうが。

東側に関しての考察

前回同様至って平和であった。前回になかった点として、バビロンの早々な崩壊がなかった点と、国境沿いに荒地都市が乱立した点が挙げられるだろう。
国境沿いにお互いの文明が都市を建てることにより、どちらの側からも向かいの都市を攻められなくなってしまうため、国境周辺が非常に安定する(逆に攻めたい時に攻めることができないというデメリットは発生するが)。これが破られるのは災害を被った時くらいだろう。


以上、おぼえがき終わり!!
最終的な順位は14人中6位でした。

そんな上がってないやん!!くやしい!!!
ただ今回はヨーロッパでも(ポエニ戦争以外は)比較的平和裏だったため、かなり接戦になりました。すごい!!
今度は貨幣か君主制取ってレベル9資源商人やりたいです。あと一度は複雑怪奇な欧州情勢に揉まれたい。

*1:kojimさんの記録とは若干異なるが、これはターン終了時の都市数を記録されていたことに由来する。実際の都市運営では資源獲得直前の都市数の方が指標としてより適切だ

*2:実際には災害で削れて6都市

*3:ちなみにペルシアは8都市建てたけど、災害で半分以上吹っ飛んでた

*4:資料によるとレベル2が買えなかった文明はバビロン、アッシリア、ミノア、ヘラスと少数だった。つまり“買えれば強い”というより“買えなければ弱い”

*5:レベル2技術でも一番安いやつ!

*6:多分10ターン目?

*7:なので機織、天文航法と海上戦は、まず不要と言っていい

*8:せいぜいシバに侵攻する時に必要になるくらいか

*9:1土地の人口が2を超えると、その分だけムダが多くなる

*10:これはアッシリアなども同様である