せらぴんブログ

サークル「せらぴん」のうのはな透です。やっぱり眼鏡っ娘が好き!!

2019年の反省と2020年の抱負

あけましておめでとうございます。
長かった2019年も終わりを告げ、2020年がやって参りました。

私にとって2019年は、失敗が多い上に、その失敗を引き起こしたのが自分のダメさ故という現実を突きつけられ、結構どん底の一年でした。
ここで2019年の出来事と己の不徳を振り返りつつ、2020年をどう乗り切るかを考えていきたいと思います。

2019年の反省

半年無収入

いきなりですが、6月から11月までの半年ほぼ無収入でした

まず私は2018年4月以降フリーランスプログラマとして働いており、
最初の1年間は前職のコネでまとまった仕事が降ってきていました。
その仕事は2019年5月末でクローズしたのですが、そのあと仕事を受注することが出来ませんでした。
コネのある取引先に営業は掛けていたのですが、どの取引先からも案件が取れない(そもそも取引先自体が案件を持ってない)。

そんな中、8月頃に取引先が受注確度の高い大型案件を1件引っ張ってきてくれたので、
私はその案件に望みを懸け、スケジュールを確保したり、見積もりをやったりしてました。
しかし10月に案件自体が立ち消え。いよいよ進退窮まる。

11月から派遣?へ転向

上記のように10月の時点で5ヶ月無収入。
貯金はとっくに底をついているのに、案件も見つからず収入の目処が立っていない。
そこで藁にもすがる思いで、11月から案件紹介サービスに登録して案件を探すことにしました。

キャリア的にはRuby/C++が長かったためその辺で仕事を探すわけですが、
これがなかなか思うようにいかない。

市場にある案件はRubyであればRailsが大半、C++も組み込みはほぼ皆無*1。面接ではミスマッチに相当苦労しました。
それでも11月中になんとか仕事が見つかり、12月以降その現場で働いています。

金の無心を契機に経営の杜撰さを知る

なんとか仕事が見つかったわけですが、フリーランスは基本月末締め翌月末払いです。
つまり、12月から働き始めても、収入になるのは1月末
12月の支払いの目処も立たない、そもそも11月の支払いすら目処が立たない。

もう自分でどうこうできるレベルではなかったので、
恥を忍んで友人にお金を貸してもらいました
さて金を借りるにしても、いくら足りてないのか把握していなければ、借りる金額を決められない。
そして返済計画を提示できなければ、借りられるものも借りられない。

恥ずかしい話ですが、借りる直前まで私は自分の資金状況を正確に把握していませんでした
数年前にお金で手痛い失敗をして以来、「預金残高を確認する」ことと「ポストの中身を確認する」ことを徹底的に避けていたためです。
しかしそうも言ってられない。胃をキリキリさせながら預金残高とポストにみっちりと詰まっていた各種税金の督促状を確認しました。
いや~……、市民税、保険料、年金、いずれも凄惨な有様で、半年無収入のツケが目に見える形で堆積してましたね。
その辺の未納金も含めなんとか返済計画をひねり出して、無事お金を借りることが出来ました…。

冬コミ新刊がボロボロに

12月から新しい現場で働くことになったわけですが、
同時に私はC97に当選しており、冬コミの原稿を抱えておりました。
結果から言うと、この冬コミの原稿は見事に爆発しました

原因は主に「文量過大」と「勤務環境の変化」の2つでした。
まず単純に「表紙込み36ページを2ヶ月で」という執筆計画自体が破綻している。
自分の実力だと2ヶ月だと24ページ程度が限界だったのですが、膨れ上がるプロットをいい感じに削ることが出来ませんでした。
また、新しい職場は週5のフルタイム&都心勤務
一方で私のここ数年の働き方は、午後出勤、家チカオフィス、いざとなれば修羅場休み取得可。
この勤務環境の劇的な変化が、モチベーションの低下と作業時間の制限をもたらしました。

フルタイムなので作業時間が大きく制限され、かつ満員電車にもみくちゃにされモチベーションほぼゼロの状態で帰宅し、
今仕事をクビになるわけにはいかない」ので睡眠時間を削って仕事に支障をきたすわけにもいかず。

そのような状況も相まって、冬コミの新刊は本番以降のページをバッサリ削った表紙込み20ページのプレビュー版、という有様になってしまいました。
皆様にこのような中途半端なものを頒布してしまったことは、大変申し訳なく思っております…。
2019年はほとんど本を出していない*2ので、同人活動そのものがもうボロボロでしたね…。

2019年にあった良いこと

教団活動

反省だらけの2019年ですが、良かったこととしてはめがねっ娘教団の宣教師として活動を精力的に行えた点が挙げられます。
私は主にWEB担当的な立ち位置で、めがねっ娘教団公会議特設サイトの作成と、教団公式サイトのリニューアルを担当させていただきました。
またそれ以外にも、めがねっ娘教団公会議の運営手伝いなどもさせていただいており、とても良い勉強になりました。

2020年の抱負

今の現場で長く働く

「止むに止まれず」といった形で12月から働き始めた現在の現場ですが、
収入、案件のやりがい、労働環境*3、いずれの点でも満足しています。
ここまで自分にマッチした現場はこの先早々現れないでしょうから、この現場でできるだけ長く働くのが当面の目標です。
そのためにも、収入に見合う働きができるよう技術力の研鑽も怠らないようにしたいです。

経営を改善する

なんとか収入源を確保して、返済計画も用意しました。
まずは計画通り借金(と未納の税金)を返済していくことが経営改善の大前提です。
しかし借金を完済したところで、今の放漫経営を続ければ今回の二の舞でしょう。
フリーランスで自活するために、いろいろ営業や金勘定を考慮しなければいけません。

  • 複数の営業先を持つ
  • 案件を切れ目なくこなす
  • いつどんな支払いがあるか把握する
  • 毎月の予算を策定し、食費雑費が予算以内に収まるよう努力する
  • 毎月の予算で収まらない出費(コミケやライブなど)については、都度特別予算を策定する
  • 定常予算&各特別予算が賄えるように収入(=案件)を確保する

こうやって挙げると基本的なことが多いですね…。
まぁ、そもそも基本がなってなかったということが知れただけでも、前進と思うことにします。

フルタイム環境での執筆ペースを確立する

目標の一つに「今の現場で長く働く」がありますが、
今の現場はそれまでの現場より同人活動がしにくいことは反省で述べたとおりです。
でも同人活動をあきらめたくない!
というわけで、なんとかフルタイム勤務でも執筆時間を確保できるようにしたいです。

「じゃあどうやって確保するのか」というと難しいですが、
毎日執筆するのでなく「平日5日中3日描く」とかの、週単位で執筆計画を立ててみるところから始めようかと思ってます。

さいごに

2019年は恥だらけ失敗だらけの一年でしたが、
その分自身の欠点に向き合い、克服する努力もできたのではないかなと思ってます。

自身のキャリアのちぐはぐさを把握してキャリアアップに励んだり。
苦手な金勘定をこなして、当面のキャッシュフローの計画を立てたり。
高収入な現場に入った(入れた)のもその一環と言えます。

私の欠点はいくつもありますが、内省すると一番大きい欠点は「自信のなさ」かなと思います。
自信があるのはせいぜいプログラマとしての力量くらいで、資金力も、コミュニケーション力も、同人漫画家としての力量も、基本全部自信がないです。
自信がないためか他人の才能に嫉妬深くもあり、それが卑屈さに輪をかけているというか、負のスパイラルになってる気もします。

2020年は欠点を克服し、自分に自信を持てるようにしていきたいです。

*1:そもそも組込の仕事があってもArduinoは使わない気もする

*2:この他には評論コピ本1冊のみ

*3:通勤時間を除く